
「快適な家に住みたい」
そう思って家づくりを考える方は多いと思います。でも一口に「快適」といっても、人それぞれ感じ方は違いますよね。
私たち設計事務所では、「性能」だけでなく、「暮らしやすさ」や「心地よさ」まで含めて“快適な家”を設計しています。
今回は、私たちが考える「快適な家」の5つのポイントをご紹介します。これから家づくりを考える方のヒントになればうれしいです。
1.夏も冬も、ずっと快適な室温で
家の中の温度が一年中快適に保たれていること。これは快適な暮らしの大前提です。
私は断熱性能等級6(UA値0.46以下)を基準に、外気温の影響を受けにくい家をご提案しています。
冷暖房の効率が良くなり、光熱費も抑えられる上、部屋ごとの温度差が少なくなることでヒートショックなどのリスクも低減できます。
「夏でも涼しい」「冬でも朝つらくない」そんな日常を実現するための、基本であり最大の快適性です。
2.災害に強い家は、安心して暮らせる家
快適な暮らしには、安心感も欠かせません。
日本は地震や台風など自然災害の多い国。だからこそ、耐震等級3を標準とした災害に強い設計を行っています。
「何かあっても、この家なら大丈夫」と思える安心があることで、日々の不安やストレスも少なくなります。
3.「自分だけの心地いい場所」がある
家族と一緒に過ごす空間も大切ですが、それと同じくらい、「自分だけの落ち着ける場所」も快適さにとって重要です。
・読書ができる明るい窓辺
・こもれるワークスペース
・趣味に没頭できる小さな部屋
こうした「個の居場所」があることで、心の余裕が生まれ、毎日を豊かに過ごせるようになります。
4.家事のストレスが減ると、毎日がもっとラクに
洗濯・料理・掃除など、日々の家事のしやすさも快適さの大切な要素です。
私たちは「家事動線」をとても大事にしています。
・ランドリールームで洗濯→干す→しまうが完結
・玄関→パントリー→キッチンへと直行できる動線
・片付けやすく、使いやすい収納配置
無理なく自然に動ける家は、がんばらなくても家事がはかどる。そんな家づくりを心がけています。
5.毎日「ホッ」とできる、安らぎのある空間
家に帰ってきたとき、ふっと心が落ち着く。
そんな「安らぎ」も、快適な家にとって欠かせない要素です。
木のぬくもり、自然の光や風、空間の抜け感。素材や設計の力で、五感がほっとゆるむような空間をつくることを大切にしています。
【まとめ】
快適な家は、住む人にとっての「安心」「心地よさ」「暮らしやすさ」がそろってはじめて成立するものです。
私は、性能だけでなく「暮らし」に寄り添った設計で、本当の意味で快適な家づくりをお手伝いしています。
「なんとなく不便」「ここがちょっと気になる」そんな小さな違和感を、設計の力で解決しませんか?
あなたらしい快適な暮らしを、いっしょにつくっていきましょう。