
最近こんな話をよく聞きます。
暖かな家、リビングも寝室も温度が均一で快適!
だけど、風呂だけは床から冷えてきて寒い!!
特に断熱工法が床断熱のお家で起こる現象です。
最近の工務店、ハウスメーカーの床断熱施工が標準の会社さんで多いのが風呂場の基礎断熱をしていないケースが多いです。
床断熱のお家の床下は、外気と全く同じと考えて問題ありません。
要は薄いユニットバスの壁一枚外は寒い外の気温ということです。
今回は寒いユニットバスにならないようにするための設計を考えていきます。
結論は【風呂部分だけを基礎断熱にしろ!】です。
ユニットバスの構造
そもそもユニットバスがどういう構成かご存じですか?
今回はTOTOの浴室の構成を見てみたいと思います。

最近は、壁は磁石でくっつく壁が主流になってきていて鉄板が使われるケースが多いです。
そして、その裏には発泡スチロール製の断熱材が貼られています。
「しっかり断熱材はいってるじゃん!じゃあ大丈夫じゃない?」
そんな声が聞こえてきます。
正直、全く大丈夫ではありません。
この断熱材の断熱性能は、気休め程度です。
無いよりはいいけど、寒いを緩和できるほどは入っていません。
この断熱材の厚みで十分暖かければ、家全体の断熱材もあんなに分厚く入れる必要は無いですよね。
そして、先ほどもお話した通り、基礎断熱をしていないので外気温とほぼ同じの空気がユニットバスの間を通っていることになります。
ユニットバスの間とはこんな感じです。

風呂場に関して言えば、外壁を断熱しても基礎から外気が入ってくるので全くの意味なし状態になってしまっています。
これが、冬に床断熱の家の風呂が寒い理由です。
ちなみに、風呂の部屋と接している部屋もこの場合寒いと感じている人は多いと思いますが、隣の部屋の中に外気が入ってきていれば室内の壁とはいえ、断熱をしていないとほぼ外気と同じ温度が部屋に伝わってくるので寒くなって当然ということです。
床断熱でも基礎断熱は重要です。

床断熱の場合、湿気などを捨てる為に、基礎の中に外気を絶対に取り入れないといけません。
これは家の湿気対策、断熱工法として絶対に守らないといけないことです。
ただ、ユニットバスに限っては床を作ることができないので、無断熱の状態になってしまいます。
そこで登場するのが基礎断熱です。
基礎断熱をすることで、外の外気をユニットバスを設置するところだけ、シャットアウトすることができます。
この写真がその時の状態です。
基礎の立ち上がりにぐるりと断熱材を貼って、外気からの温度の流入を防ぎます。
そして、外気が入ってこないように気密パッキンというパッキンを入れて完全に外部との空気の流れをシャットアウトすることで基礎の中が皆さんが過ごしているリビングの環境と同じになるということです。
これ+ユニットバスに付属している断熱材も合わせたら十分過ごしやすい浴室になります!

どこにいても過ごしやすい。
有村建築設計工房ではそのような家づくりをしています。
なんとなく暖かい、なんとなく快適な家ではなくなぜ、快適なのか、なぜ暖かいのかがしっかり建築家が分かっている家づくりです。
過ごしやすい快適な家に住みたいなという方はぜひ、一度有村建築設計工房にご相談ください^^
ご相談お待ちしています。
