確認審査が伸びている

今年の4月1日から建築基準法の改正で確認審査の方法が変更になりました。

平屋の住宅は従来通りですが、2階建ての住宅に関しては兼ねての審査内容に合わせて断熱性能と構造の審査も必要になりました。

審査する内容が増えたことにより、かなり審査時間を取られているところもあるようです。
審査期間は平屋は7日(実動)、2階建ては35日(実動)となっています。
これは法律で決まっていることなので審査さえ始まればこれを超えることは一切ありません。

問題は審査書類を提出しても、そもそも受け入れる態勢が整っていないことにあります。
受け入れ、審査開始になり審査期間に入るのでこれではどうしようもありません。
ちなみに、鹿児島県では現状大幅な確認審査、確認申請の審査期間の遅れは聞きません。

各行政期間と鹿児島県住宅・建築総合センター、鹿児島確認建築審査機構は現状審査期間通りに審査ができてるようです。

しかし、構造適合判定と省エネ適合判定に関しては審査期間の対象外なので特殊な方法で審査を受けてる場合は審査の時間が伸びる場合があるのでご注意ください。

現状審査が伸びてしまって、心配な方は審査機関の変更や申請方法の変更を検討してもらいましょう。
一ヶ月もあれば物価の上がるこの時代です。
着工が遅れればその分住宅価格へと跳ね返ってきます。

ちなみに、審査の遅れに伴い施主側が建設会社に強く物を言いをしてしまい関係がギクシャクしてしまったという話も今年に入ってよく聞きます。

たしかに工事が遅れ、完成日が後倒しになれば心配にもなり、強く言いたくなる気持ちもわかります。

ただ、同業者として審査をしてもらわないとどうしようないということは知っててもらえると嬉しく思います。事情を知ってもらった上で気持ちのいい関係の家づくりをしていきましょう。

有村建築設計工房では、審査のお手伝いもしています。
審査が遅くて心配、ハウスメーカーと揉めてて話を聞いてほしいなど家づくりの心配事があればぜひご相談ください!

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