
今回は赤裸々に建築費用について書いていこうと思います。
昨今の物価高騰の影響は住宅業界にもとても重くのしかかってきており、日々建材の価格が高騰していっています。
今回ご紹介するのは2025年2月時点での一例で参考程度に見ていて頂けたら嬉しいです!
これから出す金額はあくまでも有村建築設計工房で一般的な家づくりの場合の概算の目安です。
坪単価は仕様により大きく変動しますのでご留意ください。
有村建築設計工房で家づくりをした時の概算費用
30坪前後の家を建てることを一例としてご紹介します。
まず、建物の本体工事費です。
これには、建物を構成するために必要最低限の金額を入れてあります。
有村建築設計工房の設計する家ではおおよそ75万円/坪~90万円/坪程度で前後しています。
もちろん素材をこだわったり、設備をこだわったり、性能をこだわったりしていけば金額は変動します。
仕様に関しては、標準仕様等の準備は当事務所にはありませんので、ご依頼者様の希望を聞きながら設計した結果大体この範囲で納まっています。
次に付帯工事費です。
付帯工事とは、建物本体とは別に家として建物を使う場合に必要な金額です。
例えば外部の給排水工事がそれにあたります。
付帯工事費用はおおよそ60万円~100万円程度で推移しています。
この金額の開きは建物と道路の下水道管と距離が離れていたり、土地が広すぎたりする場合は金額が高くなる傾向にあります。
また、鹿児島県の場合だと下水管がない場合もあり、その場合は浄化槽設置費用も別途かかってきます。
そして、外構費用費です。
これも住宅を考える上では欠かせない費用になります。
外構は本当にどこまでやるかでピンからキリまであること、土地の敷地の広さで大きく左右されてしまいます。
ですが、広すぎるからと言って必ずしも敷地すべてを外構工事する必要がない場合もあります。
そのうえで、有村建築設計工房の設計で多い外構工事価格を出すとしたら概ね150万円~200万円くらいになるかなぁといったところです。
あとこれとは別に、ご希望事に出てくる要望の金額が概算で乗っかってくる形です。
以下は一例です。
ガレージ工事(カーポートやビルドインガレージなど)、ロフト工事費(屋根裏部屋など)、造作家具工事費(造作洗面や造作キッチンなど)などがあります。
その他に太陽光設置など要望に応じて価格は変動していきます。
最後に、設計費用が掛かります。
当事務所は基本料金30万円+1.2万円×床面積(税抜)として設計料を算出させていただいています。
詳しくはこちらの設計料についてをご覧ください!
今回は30坪前後の家ということで分かりやすく100㎡の家を設計したとしましょう。
設計料は30万円+1.2万円×100㎡=150万円(税抜)が設計料となります。
これに合わせて、別途審査手数料が発生します。
審査手数料とは確認申請や事前の申請が発生した場合の審査手数料やフラット35を融資で使うためや補助金などで断熱性能や耐震性のを適合証や証明書を発行してもらう審査手数料が発生します。
こちらは事務手数料も込みでおおよそ30万円~40万円程度かかります。
合計の金額
30坪の家を造作家具とカーポートを設置したとした場合の有村建築設計工房で設計した場合の合計金額は、
※すべて税抜価格です。
本体工事費 75万円×30坪=2250万円
付帯工事費 70万円
カーポート 90万円
造作家具費 50万円
外構工事費 150万円
設計料 150万円
申請費用等 30万円
合計工事価格 2790万円
消費税込 3069万円
程度となります。
こちらはあくまでも家を作るための価格です。
このほかにも土地が無ければ土地の費用、ローンを組むのであれば銀行の手数料や建物の登記などの費用、火災保険料も発生します。
これらの諸費用が工事費の約1~2割程度と言われています。(土地の諸費用は別)
今回は設計事務所があまり出さない住宅価格を出してみました。
なぜ、設計事務所が住宅価格を出していないのかというと標準仕様が無いからです。
すべては依頼者の理想の暮らしや要望で変わります。
再度になりますが、今回提示している金額はあくまでも一般的な家づくりである30坪の家を有村建築設計工房の有村テイストで設計した場合の概算目安であることはご注意ください。
有村建築設計工房も他の設計事務所同様、標準仕様はありません。
自分のしたい暮らしからなら設計事務所だとどのくらいで建てられるかな?理想の暮らし方が分からない、家づくりの最初から一緒にサポートしてほしいなどがありましたら有村建築設計工房までご相談ください!
家づくりを16年以上350棟以上に関わってきた経験を生かしていい家づくりのサポートをしていきます!
ご相談お待ちしております!