
有村建築設計工房は2024年5月1日で三周年となります。
みなさんの応援のおかげでここまでやってこれたと思います。
この場を借りて、お礼申し上げます。
おかげ様で当事務所への直接のご依頼も日に日に多くなってきており、今回は僕が家を設計する上で大事にしている事をお話しできたらと思っています。
もし、設計事務所に家や事務所の設計やデザインの依頼をしてみたい、興味があるなと思って頂けていたらご一読してもらえると嬉しいです。
僕が家を設計する上で大事にしている事。
僕が家を設計する上で一番大事にしていることは「その家に住む人に寄り添っている」ことです。
皆さんは、住む人に寄り添っている家とはどのような家だと思いますか?
家族が安全に過ごせる家。
持続可能な生活がしていける家。
光熱費が安くなる家。
趣味に没頭できる家。
沢山の家があると思います。
つまり「住む人に寄り添う家」とはその家族によって十人十色なんです。
そのご家族の想いを汲み取り、形にしていくそれが僕の考える家の設計です。
その中で僕のセンスや知識、技術力を足して家の形を作り上げていきます。
また、その時だけでいい家づくりではなく、長い年月が経っても使いやすい家づくりを目指しています。
家を建てたらほとんどの方はおじいちゃんおばあちゃんになっても住み続けます。
例えばよくあるのが子供部屋の問題です。
子供がいるから子供部屋を当たり前のように作ってその後、子供が巣立った後に使い道が無くなり空き部屋のまま放置なんてことは非常に多いと思います。
これは、その時の感情に任せてその時だけでいい家づくりをしてしまっているのです。
有村建築設計工房ではそのような子供優先の家づくりはおこないません。
あくまでもまずは最後まで住む人を優先した作りにしてそこに子供の要素をプラスしていきます。
そうすることで自分たちのやりたい事、将来の家の使い方を加味した上で、子供たちも住みやすい家になります。
家づくりの主役は最後まで住むご夫婦だと考えて設計するのが有村建築設計工房の住宅設計です。
性能や耐震性
最近の環境を見ると数十年に一度の大雨が頻繁に降ったり、真夏の猛暑や真冬の寒波など20年前と比べてもかなりひどくなってきました。
また、大地震や洪水などの災害も頻発してきています。
その中で有村建築設計工房は、大切な人たちを守る、快適で心地良い空間をコンセプトに家の設計をおこなっています。
断熱性能、省エネ性能
日本の家はとても燃費が悪い家と言う事は皆さんご存じでしょうか?
みなさんアメ車に乗っているくらい燃費が悪いと言えば通じますかね?
要はそれだけ燃費が悪くエネルギー垂れ流しの家に住んでいます。
なぜこのようなことが起きているかというと現在の日本の家づくりの基準がそれだけ性能が悪い家になっているからです。
何も考えずに家を建ててしまうとそのような燃費の悪い家が完成してしまうのです。
他にも、高断熱を謳っている会社もありますがそのほとんどは自分の設計している家がどのくらいの性能であるかは把握しておらず、断熱性能のいい材料を使っているから性能がいい家だと言っているケースも多くあります。
僕が設計する家では性能値を明確にしてその性能値に達しない家は設計していません。
有村建築設計工房の断熱の性能値は
外皮平均熱貫流率Ua値 0.6W/㎡・K以上
一次消費エネルギー消費量 BEI≦0.8(省エネ基準▲20%)以上
になるように設計しています。
これは日本のZEH住宅相当の性能相当の断熱性能にしており太陽光を設置することでZEH住宅にすることができます。
ちなみにこれは最低下限値で有村建築設計工房の理想としているのはHEATG2グレード外皮平均熱貫流率Ua値 0.46W/㎡・Kです。
しかし、ご予算などの問題もありますのでご予算と相談しながら0.6~0.46の間で性能を設計していきます。
耐震性能
僕が設計する建物は全て、許容応力度計算という木材の構造計算をする設計をしています。
これは実際に建てる家の力の加わる材料を一本づつ計算をおこない大地震が起きた時でも家の形を維持できるか、中にいる人が安全に避難できるかを検討していきます。
耐震等級も1~3までご予算に応じて対応していきます。
目安としては
耐震等級1 建築基準法に記載されている最低基準
・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度=阪神・淡路大震災や2016年4月に発生した熊本地震クラスの揺れ)に対しても倒壊や崩壊しない
・数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度
耐震等級2 耐震等級1の1.25倍の強さ
公共施設などは耐震等級2で建てないといけないなど、避難施設として使える程度の構造
耐震等級3 耐震等級1の1.5倍の強さ
一度大きな地震を受けてもダメージが少ないため、地震後も住み続けられ、大きな余震が来ても、より安全です。災害時の救護活動・災害復興の拠点となる消防署・警察署は、多くが耐震等級3で建設されています。震度7の揺れが、立て続けに2回起こった熊本地震では、1度目は耐えたが2度目の地震で倒壊した住宅も多数あった中、等級3の住宅は2度の震度7に耐えていたことが、専門家の調査によって明らかになっています。
こちらも構造を強くしていくことで、費用は膨らんでいってしまいますのでご予算とご要望に応じて構造計算をおこないます。
有村建築設計工房では耐震等級3での設計を強くおススメしています。
耐震等級1の建築基準法の最低基準で設計でも多くの会社は多分地震に耐えられるだろうと経験値と予想と統計的に設計している場合が多いですが、有村建築設計工房では耐震等級1でも構造計算をおこなっていますので予想ではなく計算でしっかり確認をおこなっていますので安心度はグッと上がります。
最後に
今回は僕が設計で大事にしている事、性能について簡単にご紹介させて頂きました。
実は文章を書くのが苦手でいつもブログを書きながらキチンと意図が伝わっているかひやひやしながら文章を作っています(笑)
今回のご紹介で興味を持たれたらぜひお話をさせて頂ければと思っています。
有村建築設計工房では相談は無料で受け付けており、打合せも、自宅やオンラインなども選ぶことは可能です!
お困り事がありましたらぜひ有村建築設計工房にお問い合わせください!