
有村建築設計工房ではなるべく家には無垢床を採用するようにしています。
床の材料には無垢フローリング、複合フローリング、クッションフロア、タイルなど様座な種類があります。
自然素材にはその素材が持っている特有の風合いが存在します。
その風合いは本物だからこそ感じれるもので、プリントされた素材では決してマネのするこはできません。
室内の雰囲気やデザインにはこの素材の風合いがとても重要です。
有村建築設計工房ではその風合いを大事に感じており、なるべく無垢フローリングやタイルなどの本物の素材を使うのです。
その他にも無垢床を採用する事によって得られるメリットはたくさんあります。
①質感の心地よさ
②快適な空間
③家族と共に変化していく風合い
④メンテナンス性
などのメリットがあります。
特に快適な空間と変化していく風合いは無垢床ならではの価値があります。
無垢床は一本の木から1枚1枚製材して切り出した木そのものです。
よく木は生きているんだよと木造住宅では言われており、家に使った木も常に湿気を吸収する吸湿効果や保温効果があります。
無垢床にも樹種や個体差はありますが、これと全く同じ効果を得ることができます。
よく吸湿機能付きタイルや壁紙を謳った商品がありますがそれよりも安価にさらに上の効果をもたらすことができます。
そんな生きている素材を使っているので、床の見た目も家族の成長と共に変化していきます。この変化は決して不快な変化ではなく、木の風合いをより強く、濃く変化していきます。
この変化が家族と共に暮らした家の歴史になるのです。
この価値は木の見た目をプリントしたフローリングでは決して得ることはできない価値があります。
新築の時より家族と共に過ごしさらに磨かれ成長し愛着を持ってもらうそのような家が有村建築設計工房の目指している【家族と過ごす憩いの場】なんです。
でも中には無垢フローリングが使えない、使いたくないという方もいるかもしれません。
そんな場合は、複合フローリングの中でも挽き板フローリングをおススメしています。
複合フローリングにはシート、突板、挽き板の3種類が存在します。
・シートとは、木の柄を印刷して合板に張り付けた床材
・突板とは、本物の木を0.2ミリ程度に薄く向いて合板に張り付けた床材
・挽き板とは、本物の木を2~3ミリ程度に薄く削り合板に張り付けた床材
となります。
突板と挽き板は表面に本物の木を使っているので見た目は無垢床に近い物がありますが、経年変化や吸湿効果は無垢の床にはかないません。
しかし、挽き板の表面は本物の木なので室内の雰囲気は無垢床を使った部屋に近い物を演出することができます。
ですが、これは近い事ができるだけでやはり本物の木にはかないません。
家族と共に成長し、変化していく家。
そのような空間で、家族の憩いの場を過ごしてみてはいかかでしょうか?