照明の色の話。

家を作る上でかかせない照明。

あなたは照明を選ぶときに何を意識して選んでいるでしょうか?
ペンダントライトやダウンライトなどの器具の形でしょうか?
それとも、木目の縁を使っていたり、アルミ色、真鍮を使った素材感でしょうか?

今回は、このどれとも違う視点。
照明の色についてのお話をしていこうと思います。

照明の色の種類

照明の色はどれくらいあるかご存じでしょうか?

照明には大きく3種類の色があります。

昼白色(ちゅうはくしょく)

昼白色は字のごとく、日中太陽の光に近い色味の照明色になります。

主にオフィスや工場、学校など細かな作業をしたり、仕事場に使われることが多いです。
電球をみて白い光の物がこの色に当たります。
色温度が4600k以上になってくると大抵この昼白色になります。

電球色(でんきゅうしょく)

電球色は発明家エジソンが電球を発明した当初からあるオレンジ色の照明色になります。

昔はフィラメントというところに電気を通して発行させるとこの色の光が灯っていました。
主に寝室やリビングなどくつろぎの空間に用いられることが多いです。
色温度が3500k以下になると電球色になっていきます。

音白色(おんぱくしょく)

音白色は昼白色と電球色の中間の色になります。

主に電球色と昼白色の色のギャップを軽減するために使われたり、最近ではメインの電色として持ち入れられることが多いです。

画像取得元:https://panasonic.jp/life/housework/100038.html#section01

家にいいのは電球色の照明

結論から申しますと有村建築設計工房で一番おススメしている照明は電球色の照明になります。
なぜ、電球色の照明にした方がいいのかというと電球色の照明にはリラックス効果があり食事などの色合いをとても美しく表現してくれる色であり安らぎを与えてくれる色だからです。

逆に昼白色は人間にとっては刺激色になります。
刺激色と言っても悪い意味ではありません。
太陽と近い色を浴びる事で活動的になったり、集中力が増すなどの効果があります。
その為、学校やオフィスに使われることが多いですが普段は外で仕事や勉強をして家に帰ってきてリラックスして寝る方向に向かう人がほとんどだと思いますが逆効果になってしまうのです。

しかし、家でも宿題をしたり、書斎で作業をしたり、お化粧をしたり等昼白色を使いたい場面はとても多いと思います。

なので部屋のメインの照明は電球色を使い、補助灯に昼白色を使うのがベストだと考えています。

補助灯というのはイメージしやすいもので言うとデスクのスタンド照明だったり、洗面化粧台の照明だったり作業をするときに使う照明になります。

それ以外にも外から見たデザインの効果もあります。

建築雑誌などをみるとほとんどの家はオレンジ色の光がついているのがわかると思います。
夜、外から建物を見た時に昼白色の色の建物より電球色の建物の方がより温かみのある落ち着いた佇まいを演出することができるからです。


最後に

今回は照明の器具ではなく照明の色についてお話させて頂きました。
照明の色を適材適所に配置するという手もありますが各部屋で照明の色が変わってしまうとかなりチグハグした見た目になってしまうのと色温度の変化によって体が逆に刺激を受けてリラックスしづらい空間になってしまいます。
一つ気をつけたいのは普段昼白色の照明を使っている人からすると電球色の照明に変えると少し暗く感じる場合がありますので注意が必要です。

家の雰囲気作りはまずは使う照明の色から始まります。

照明のデザインにこだわるだけでなく照明の電色にもこだわってみてはいかがでしょうか?

有村建築設計工房は鹿児島、姶良、霧島で多くの家づくりに困った人たちのご相談に乗っております。
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