有村建築設計工房で設計をするという事。

有村建築設計工房のホームページ、ブログを見て頂きありがとうございます。
鹿児島県、宮崎県で家づくりを考えたい、店舗を改装したい、テナントの内装をデザインしたい、リノベーションをしたいなど建築に関することを考えた時に相談できる場所として工務店、ハウスメーカー、設計事務所と3業態存在する中で当事務所は設計事務所にあたります。
有村建築設計工房では直接の建築工事はおこなわずクライアントの代行者として工務店や建設会社の間に入り理想の家づくりのお手伝いをさせて頂く仕事になります。
クライアントの方では分かりづらい建物の作りや法律関係や性能を第三者の視点からチェックして高品質の建築をすることができるのです。
しかしこれは建物が建つ過程であって当事務所が本当に提供したいことは別にあります。
今回は有村建築設計工房がどのようなところかをご紹介させて頂ければと思います。

1.有村建築設計工房を設立した訳

まずはなぜ僕が設計事務所を設立したのかについて簡単にご紹介したいと思います。
僕は2022年5月に有村建築設計工房を設立しました。
設立理由としては鹿児島県、宮崎県の方々に理不尽な家づくりではなく適正な家づくりをして欲しい。
誤った家づくりをしないで欲しいとの思いで設立しました。

ハウスメーカーに設計職で勤めていて設計職の人がプランを作成しているところをほとんど見たことがありません。
なぜかというと建築業界は慢性的な技術職不足で分業をしないと仕事が回らないのです。
なので設計職の人は図面を作ったり、法律関係を調べたり技術的な事の仕事に回されて表に出てくることはとても少ないです。
そうすると何が起きるのか、プランを営業職の無資格者が作成するのです。
特に営業には建築業界未経験でされている方もいるので本当に素人と素人でプランを作成している状態になってしまうのです。
プランが確定した!のあと出てきた設計の人から法律上できない、構造上危ないから壁を追加をなどお願いをされたかたは非常多いのではないでしょうか?
僕もこの手の話はしたことが何度もありました。
もちろんすべてのハウスメーカーがそうではありませんし、ハウスメーカーの担当の方でも話は違ってくると思います。
しかし、この一種のギャンブルをお施主さんがリスクとして負っているのは間違っていると思います。

このような当たりはずれがないのが設計事務所になります。

2.設計は手段であってサービスではありません。

設計事務所なのに何を言っているんだとの声も聞こえてきそうですが有村建築設計工房の設計は手段の一つでしかありません。
他の方法でより良い建物が作れるなら必ずしも設計に頼らないという事です。
設計事務所にお願いをしたいなと思った時に良い図面がもらえるからお願いしたいと思う人はほとんどいないのではないでしょうか?
かっこいい家が欲しいよね、高性能の家が欲しいよねなど建築家のデザイン力や技術力や知識に期待を寄せているのがほとんどだと思います。
有村建築設計工房はそのように考えています。
打合せした内容や決めたことを工事業者さんにうまく伝達する物が設計であり過程でしかありません。
なので、そのためには依頼主のことをしっかりと理解しないといけません。
なので有村建築設計工房では設計事務所に来て頂いてのお打合せより訪問させて頂いてのお打合せを推奨させて頂いております。
実際の住まわれている住まいを見させて頂いて好きな雰囲気や家具の雰囲気、趣味への熱量、今の不便に思っていることなど話しているだけでは伝わりづらい部分を直に感じてより良い住まいの提案につなげるためです。
このように有村建築設計工房では図面等の設計だけではなく五感をフルに使った提案をして最高の住まいを提供する事が最大のサービスとしています。

3.有村建築設計工房がこだわる部分

有村建築設計工房ではなるべくお施主様の予算に応じて素材やデザインを変えたりしていますが建築家としてこだわってほしい部分もあります。

①断熱性能をUa値0.6~0.42を目標にする。
断熱性能をUa値0.6より良くすることにこだわっています。日本の断熱性能は先進国の中でも極めて遅れておりとても環境の悪い中で生活をしていることになっています。
断熱性能を上げるということは高熱費の削減はもちろんですが健康寿命が延びると研究結果がでており経済的にとてもメリットのある物になります。
また、使うエネルギーを少なくすることで地球環境改善の一助ともなります。
詳しくはこちらの【本当に知っていますか?断熱の事。】をご一読ください。

②なるべく自然素材を導入する。
外、中ともに予算が許す範囲で自然素材を使うことにこだわっています。
特に床は無垢床、外は板張りや塗り壁がおススメです。
なぜかというとデザインのほとんどはその素材感で決まってしまうからです。
例えばどんなに外観のかっこいい形の家が出来たとしても板貼じゃなくて板貼風の建材、タイル貼じゃなくてタイル風の建材にするだけでそのデザインはいっきにチープになってしまします。
建材を使うにしても○○風や○○調などのものは避けてそれぞれの持ち味を生かした素材選びが大事です。
この辺りは改めてブログでまとめたい思います。

③構造にこだわる。
そこに住まい続けるためには長く建物を維持しないといけません。
そのためには構造設計がとても重要です。
どんなに耐久性の高い住宅にしても下地になる構造が弱いとなんの意味もないからです。
骨組み一本までこだわって設計しています。

まとめ

有村建築設計工房がどのような設計事務所かわかっていただけたでしょうか?
鹿児島県、宮崎県の皆様が一人でも多く理不尽な家づくりに合う事なく適正な家づくりができるように働きかけていきたいと思っています。
その一環ではありますが有村建築設計工房では当事務所で設計された物以外の間取りのセカンドオピニオンやプラン作成をおこないお打合せのお手伝いをおこなっています。
ご連絡お待ちしております!

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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