
打合せを進めていく中で契約した会社のプランがイマイチで気に入らない。
収納力や間取りがほんとにこれでいいのか判断が出来ない。
これで進める背中を押してほしい
など自分たちの家づくりを第三者の人に相談したいと思われることがあると思います。
相談をしたい方たちの為に間取りのセカンドオピニオンというサービスをされている方々がいます。
会社としておこなっていたり、建築士が副業としておこなっていたりしていて、ココナラやInstagramなどの媒体で検索をするとたくさんのセカンドオピニオンサービスを見つけることができます。
値段もだいたい5000円~5万円と幅が広く展開されています。
もちろん有村建築設計工房も家づくりをする人が失敗しない家づくりをモットーにしており相談を承っています。
そんな家づくりをする人の強い味方である間取りのセカンドオピニオンですが、一歩間違えると逆に住み心地の悪い家になってしまう可能性があるのです。
このようなことにならない為にも気をつけたいポイントをご紹介させて頂きたいと思います。
間取りのセカンドオピニオンで気をつけたい事①
~打合せをきちんとしてくれますか?~
まず大事なのがきちんと打合せをしてくれるかどうかです。
セカンドオピニオンの性質上どうしてもWEBサービスとしての側面が強く遠方の建築士にセカンドオピニオンを依頼するなんてことも多くあります。
実際に北海道の人が大阪のセカンドオピニオンの人に相談されたり、鹿児島の人が東京の人に相談をされるなんてことはよくあります。
直接対面が難しい中でも、しっかりと打合せに対応してくれる人でないと相談するのは危険です。
一番いいのは対面で話ができる事、次にZOOM等のビデオ通話サービスを使っての打合せです。
電話だけやメールやチャットだけの建築士だと、自分たちの抱えているもやもやの本質を見抜くことが困難になります。
電話やチャットで済んでしまっている建築士はこの部分を知らない可能性があり、普段プランを作ったり考えたりする仕事についてない可能性があり、希望の相談が出来ない可能性があります。
出来上がった間取りに口を出すのは実はすごく簡単で資格を持ったプラン作成未経験の建築士が副業ブームに乗り参入が多くなってきている実態もあります。
また、厄介なことに電話やチャットだけだから割安になっているケースがあるので相談をする場合は必ず金額と打合せの方式を確認しておきましょう。
間取りのセカンドオピニオンで気をつけたい事②
~プランを作った会社の話を聞かれますか?~
セカンドオピニオンの建築士と打合せをした時に契約した会社さんからどのような提案でプランが出てきたか細かく聞かれたかどうかです。
建築士が作った間取りは必ずその人の考えや癖、性格、経験が反映されています。
その技量を持って、建築士は施主の要望に沿って間取りを作り上げていくのです。
そこを読み取らずただ見た目をなぞらえてプランに変更をかけてもそこには絶対に見えない不具合が生じてしまいます。
人の間取りに手を出すときには必ずその建築士の考えを聞きます。
その考えを聞いたことがあるのは紛れもない間取りを作ってもらったあなたなのです。
間取り図と施主両方から考えや癖を読み取っていかないとこの間取りに対して100%の理解はできませんし、理解が出来なければ人の間取りをより良くすることは絶対にできないのです。
どのような話をしてこの間取りが出来上がったのか、間取りを提示されたときに会社さんからはどのような提案をされたのかを聞かれたか確認をしておきましょう。
ちなみに建築士ではなく営業さんが作ったプランはこの限りではないのでその場合はセカンドオピニオンの建築士にすべてお任せしてもいいかもしれません。
間取りのセカンドオピニオンで気をつけたい事③
~土地の写真を見てくれましたか?~
次に気をつけてたいのが土地についての確認をされたかどうかです。
【間取りの相談に土地が関係あるの?】
と思う方もいると思いますがこれが大いにあります。
間取りとは要望によってだけで、できているのではなくその土地の環境や景色、隣の敷地の使われ方などたくさんの複合要因が重なり合って出来ています。
その中の土地を聞かないという事はその要因をすべて無視して間取りに手を加えるという事になるのです。
きっとその先には大きな窓が道路に面していて窓が開けなくなったり、隣の家が近すぎて光が入らなかったりなど後悔が待っていると思います。
一番いいのは土地の写真を見せてくれないか聞かれる事、次に土地の場所の地図をもらえないか聞いてこられる事です。
もちろん聞いてこない人、会話の中で聞かれた程度では絶対にダメです。
このパターンの方も①と同じで普段間取りを作る仕事をしていない人がとても多いです。
最後に
セカンドオピニオンをお願いするときに気をつけたい事を今回はまとめてみました。
間取りのセカンドオピニオンは非常に参入障壁が低く建築士の資格を持っている人ならだれでも名乗れてしまうため有資格者の素人には気をつけないといけません。
また、安いサービスは安物買いの銭失いになりやすいので安いからお願いするのではなく納得のいく信頼できる人にお願いをするようにしましょう。
その中で初回無料相談などのサービスを出されている方には積極的に問い合わせ見てもいいかもしれません。
ちなみに有村建築設計工房のセカンドオピニオンは鹿児島、宮崎の方に絞って対応させて頂いております。
なぜかというと遠方になると土地を見ることができないからです。
有村建築設計工房は鹿児島、姶良、霧島で多くの家づくりに困った人たちのご相談に乗っております。
家づくりはどうしたらいい?家を建てるべき?土地を相続した、実家を相続して使い道に困っている。
古民家を買いたいが構造が気になるなどなど住まいのことならなんでも受け付けております。
ご連絡お待ちしております!